消化器内科について
たく内科クリニック(旧山口医院)では、胃や腸、肝臓、胆のう、膵臓といった消化器全般の不調に対応する消化器内科の診療に力を入れています。東近江市の能登川駅前で祖父の代から続く地域医療を継承し、お腹の痛みや違和感、便通の悩みなど、日常的な症状から専門的な検査まで幅広く相談できる窓口を目指しています。総合内科専門医として全身をトータルに診る視点を大切にし、単に特定の臓器だけを見るのではなく、患者さんの生活背景や習慣も踏まえた丁寧な診療を心がけています。2025年12月からは、苦痛の少ない経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)や、脂肪肝の程度を数値化できる高度な機能を備えた腹部超音波検査(エコー)の体制をさらに強化し、病気の早期発見と早期治療に努めてまいります。お腹の調子がなんとなく悪いといった漠然とした不安も、どうぞお気軽にご相談ください。
消化器内科で診る主な症状
消化器内科は、食べ物の通り道である食道から胃、小腸、大腸、そしてそれらを助ける肝臓や膵臓などの臓器を専門に診る科目です。当院では以下のような症状がある方の診察を行っています。
胃や胸のまわりの違和感
- みぞおちや胃のあたりが痛む、重苦しい
- 胸やけがする、酸っぱいものが込み上げてくる
- 食後に胃がもたれる、すぐにお腹がいっぱいになる
- 吐き気がする、実際に吐いてしまった
お腹の不快感や便の変化
- お腹が張っている感じがする、ゴロゴロ鳴る
- 慢性的に便秘が続いている、または急な下痢を繰り返す
- 便に血が混じっている(血便)、便が黒っぽい
- 腹痛があるが、排便すると少し楽になる
全身に関わる変化
消化器の病気は、お腹以外のサインとして現れることもあります。特に以下の症状は、大きな病気が隠れている可能性があるため注意が必要です。
- 最近、急に体重が減ってきた
- 食欲がわかない、食べ物の味が変わった気がする
- 全身にだるさ(倦怠感)がある
- 白目や皮膚が黄色っぽく見える(黄疸)
これらの症状の詳細や内科全般の対応については「内科診療について」のページも併せてご覧ください。
消化器内科で診る代表的な病気
消化器内科で扱う病気は多岐にわたります。当院では、患者さんの訴えをじっくり伺い、必要な検査を適切に選択して診断を行います。
食道・胃・十二指腸の病気
逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流することで、食道の粘膜に炎症が起きる病気です。胸やけや喉の違和感が主な症状で、食生活の欧米化により近年増えています。放置すると食道がんのリスク因子(病気になる可能性を高める要素)になることもあるため、適切な治療が重要です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜が深く削れてしまう状態で、空腹時や食後の激しいみぞおちの痛みが特徴です。ピロリ菌の感染や、痛み止めの薬(非ステロイド性抗炎症薬)の長期服用が主な原因となります。
機能性ディスペプシア
胃カメラ検査をしても明らかな異常が見つからないのに、胃もたれや痛みなどの不快な症状が続く状態です。胃の動きの異常や、ストレスによる知覚過敏が関係していると考えられています。
腸の病気
過敏性腸症候群(IBS)
検査では異常がないものの、慢性的に腹痛や下痢、便秘などの便通異常を繰り返す病気です。精神的なストレスが引き金になることが多く、学生さんや現役世代の方に多く見られます。
感染性胃腸炎
ウイルス(ノロウイルスなど)や細菌に感染することで、急な吐き気、嘔吐、下痢、発熱などを引き起こします。脱水を防ぐための適切な処置が必要です。当院では感染症対策として「発熱外来」のページにある通り、専用の診察室で対応しております。
肝臓・胆のう・膵臓の病気
脂肪肝・代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD)
肝臓に中性脂肪が溜まった状態です。お酒の飲みすぎだけでなく、食べ過ぎや運動不足による肥満が原因となります。放置すると肝硬変や肝臓がんに進行する場合があるため、早期の生活習慣の見直しが不可欠です。
胆石症・胆のう炎
胆のうの中に石(胆石)ができ、それが詰まることで激しい腹痛や背中の痛みを引き起こします。食後に右の肋骨の下あたりが痛む場合は、この病気が疑われます。
当院で実施可能な消化器の検査
たく内科クリニックでは、能登川周辺の皆さんがわざわざ遠くの総合病院まで行かなくても、院内でスムーズに精密な検査が受けられる体制を整えています。
経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)
2025年12月から導入を予定している胃カメラ検査です。従来の口からの検査に比べて、舌の付け根に触れないため嘔吐反射(オエッとなる感じ)がほとんどなく、楽に検査を受けていただけます。検査中に医師と会話をすることも可能です。
胃カメラ検査の流れや詳細については「内視鏡検査(経鼻)」のページを参照してください。
腹部超音波検査(エコー)
超音波を使って、肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などの臓器の状態をリアルタイムで詳しく観察します。放射線を使わないため、お身体への負担がありません。当院では、脂肪肝の硬さを測定するATIなどの高度な機能も活用し、客観的な数値で評価を行います。
血液検査・便検査
院内で採血を行い、肝機能の数値や炎症の有無、貧血の状態などを確認します。また、便潜血検査を行うことで、大腸がんやポリープからの出血の兆候を調べることが可能です。結果に基づいて、速やかな診断へと繋げます。
消化器内科に関するよくある質問
Q1. 胃カメラの検査は痛いですか?
A1. 当院で導入する経鼻内視鏡は、細いスコープを鼻から通すため、従来の口からの検査に比べて苦痛が非常に少ないのが特徴です。鼻の通りが悪い方や、強い不安がある場合は鎮静剤の使用も検討できますので、ご相談ください。
Q2. ピロリ菌の検査や除菌はできますか?
A2. はい、可能です。胃カメラ検査で胃炎が確認された場合、ピロリ菌の検査を保険診療で行うことができます。菌が見つかった場合は、内服薬による除菌治療を行い、胃がんのリスクを低減させるようサポートいたします。
Q3. 便秘がひどいのですが、これだけで受診してもいいでしょうか?
A3. もちろん、お気軽にご相談ください。便秘は単なる体質ではなく、背景に腸の動きの異常や、稀に大きな病気が隠れていることもあります。患者さんの症状に合わせたお薬の調整や、食事・運動のアドバイスをさせていただきます。
Q4. 健診で肝臓の数値が高いと指摘されましたが、症状はありません。受診すべきですか?
A4. 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、かなり悪化するまで自覚症状が出ません。数値の異常は肝臓からの重要なSOSです。早めに超音波検査などで原因を確かめることが、将来の重い病気を防ぐことに繋がります。
各種検査や健診については「各種健診・検査」のページもご覧ください。
当院の消化器内科診療について
私たちたく内科クリニックは、お腹の不調に悩むすべての患者さんにとって、最も身近で頼りになる消化器内科の専門家でありたいと考えています。祖父の時代からこの地で地域の皆さんを見守ってきた経験を活かしつつ、時代の変化に合わせた新しい検査機器や医療技術を取り入れることで、より精度の高い医療を提供することをお約束します。
私たちの診療の大きな特徴は、総合内科専門医として全身をトータルに診ることにあります。例えば、お腹が痛いという訴えであっても、その原因が実は生活習慣病やストレス、あるいは心臓の不調に関係していることもあります。私たちは一部分だけを切り取るのではなく、患者さんという一人の人間を丸ごと理解し、生活背景まで踏まえた診療を行うことをポリシーとしています。
また、お腹の不調は「気のせい」や「いつものこと」と片付けられがちですが、そこには病気の早期サインが隠れていることが少なくありません。私たちは患者さんの不安を軽減するために、「わかりやすく説明する」ことを何よりも重視しています。専門用語を避け、図や写真、数値などを用いて、今お身体で何が起きているのかを丁寧にお話しします。
JR能登川駅から徒歩4分という通いやすい立地に加え、朝8時30分からの診療や夜19時までの夜間診療を行っているのも、忙しい地域の皆さんに寄り添いたいという思いからです。土足のまま入れる完全バリアフリーの院内で、リラックスして受診していただける環境を整えています。さらに、通院が困難になった方には、在宅支援診療所として訪問診療での継続的なサポートも行っております。ご自宅での療養についても、消化器診療の強みを活かした栄養管理や薬の調整が可能です。
「ちょっと胃が痛む」「最近便秘がちだな」といった、どんなに小さなことでも構いません。東近江市の皆さんが安心してお腹の健康を守っていけるよう、私たちが一丸となってサポートいたします。少しでも不安を感じたら、迷わずに当院のドアを叩いてみてください。
通院や訪問診療のご相談については「在宅医療(往診・訪問診療)」のページも併せて参照してください。
